今回はAviUtlに初期段階から搭載されている【エッジ抽出】について紹介します
本文の内容がご理解いただくとAviUtlで【エッジ抽出】を使用した表現が作成できるようになります
ぜひ興味のある方はこの機会に【エッジ抽出】の使い方を確認してみてください
- 【エッジ抽出】とはどんな機能か
- 【エッジ抽出】の適用方法
- 【エッジ抽出】の設定ダイアログ
- 【エッジ抽出】を使った表現
- 【エッジ抽出】のまとめ
それではさっそく内容に入ります
【エッジ抽出】とはどんな機能か
【エッジ抽出】は対象となるオブジェクトの輪郭のみを抽出することができる効果です
【エッジ抽出】のように対象となるオブジェクトの輪郭に影響を及ぼす効果はAviUtlでは他にも存在します
- 【凸エッジ】
- 【シャープ】
ぜひ興味のある方はこれらの効果も合わせて確認してみてください
【エッジ抽出】の適用方法
【エッジ抽出】適用方法は複数存在します
- 特定のオブジェクトに追加する
- 単独で作成する
特定のオブジェクトに追加する
【エッジ抽出】を追加したいオブジェクトの設定ダイアログを選択します
設定ダイアログの右上に表示されている『十』ボタンをクリックし表示されるフィルタ効果のなかから【エッジ抽出】をクリックします
この方法で円(図形)オブジェクトに【エッジ抽出】を追加する場合はタイムライン上は以下のようになります
タイムライン上では【エッジ抽出】が適用されているのか確認することができません
オブジェクトの設定ダイアログの下に以下のように【エッジ抽出】が表示されることで【エッジ抽出】が適用していることが確認できます
単独で作成する
『メディアオブジェクトの追加』から作成
タイムライン上のなにもないところで右クリックを行います
『メディアオブジェクトの追加』より『フィルタ効果の追加』を選択し【エッジ抽出】をクリックします
この方法で【エッジ抽出】を適用させるとタイムライン上では以下のように表示されます
【エッジ抽出】をつけたいオブジェクトの下に配置するようにしましょう
【エッジ抽出】の設定ダイアログ
【エッジ抽出】は数値設定が以下の5項目で可能になっています
- 強さ
- しきい値
- 輝度エッジを抽出
- 透明エッジを抽出
- 色の設定
強さ
抽出した線の太さを調整する項目です
数値は0から1000の間で設定することができます
初期設定値は『100』に設定されています
しきい値
エッジを抽出する基準を調整する項目です
数値は―100から100までで設定することができます
初期設定値は『0.00』になっています
0よりもマイナスの数値を選択することによって抽出する範囲が広くなります
数値がー100になるとすべてが抽出の対象となるためオブジェクトがシルエットにあなります
0よりもプラスの数値を選択すると抽出できる範囲が狭くなっていきます
数値が高くになるにつれて抽出した線がだんだん薄くなります
輝度エッジを抽出
対象となるオブジェクトの輝度をもとにエッジを抽出するか選択する項目になっています
初期設定ではチェックマークがついていないため適用されていません
適用したい場合はクリックしてチェックマークつけましょう
輝度エッジ抽出は輝度が高いほど大きくはっきりとした輪郭になります
透明エッジを抽出
対象となるオブジェクトの透明度をもとにエッジを抽出するか選択する項目になっています
初期設定ではチェックマークがついていないため適用されていません
適用したい場合はクリックしてチェックマークつけましょう
透明度エッジ抽出は透明部分との境界の輪郭を抽出します
色の設定
抽出した線の色を設定する項目です
設定ダイアログの左下にある『色の設定』をクリックすることによって表示されるカラーパレットから色を選択することによって好みの色の変更することができます
初期設定では『白』RGB(255,255,255)設定されています
【エッジ抽出】を使った表現
縁取り透過文字
縁取り透過文字は【エッジ抽出】を使用した表現になります
しましま文字
しましま文字は【エッジ抽出】を使用して表現することができます
あみあみ文字
あみあみ文字は【エッジ抽出】を使用した表現することができます
【エッジ抽出】のまとめ
いかがでしたか?
今回はAviUtlの基本効果の1つである【エッジ抽出】について紹介しました
【エッジ抽出】を使用したことがない方はぜひこの機会に試してみて下さい
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