私たちは日々いろんなもやもやを抱えて生きています
もやもやの原因は
- 将来の不安
- 人間関係
- 思うように成果が出ない
- 自分に自信がない
などなど人それぞれです
頭の中のもやもやをなくしたいと思ったことはありませんか?
【反応しない練習】はストレス社会に生きる我々にはピッタリの1冊です
- 日々の生活に精一杯で心に余裕がない
- 人間関係にストレスを感じる
- イライラすることが多い
こんな悩みを抱えている方はぜひ手に取ってもらいたい1冊になります
本書がどんな内容かと言うとブッタの教えがまとめられています
ブッタの教えと聞くと宗教的、スピリチュアル的な本かと思いがちですがそんなことは全くないです。むしろビジネス本のような実践的な内容になっています。
なぜならブッタの教えは実はすごく合理的だからです。
悩みに対して課題を特定し、その課題に対して本質的にアプローチするという方法を取っています。
でもなぜブッタの教えが現代人の悩みの解決につながるですか?
ブッタはお釈迦様と崇め奉られるほどに人々の悩みを解決していた人です
作者である草薙さんはブッタが生きていた2500年前から人間の悩みの本質は変わっていないと述べています
【反応しない練習】は著者である草薙龍俊さんがブッタの教えを現代人でもわかるような言葉に変えて説明してくださっている内容です
本書は書籍版も出版されていますがAmazonオーディブルもおすすめです
なぜなら著者である現役僧侶の草薙龍俊さんが朗読されているからです
草薙さんご自身の朗読は他のオーディオブックよりも心に響きます
本書は一度だけではなく何度も繰り返し聴くのにぴったりの1冊です
それでは以下書評と要約内容となります
ブッタの教えから学ぶ【反応しない練習】
反応しない練習の悩みを克服する方法の結論
本書は全6章でまとめられていますが各章ごと具体的な例も挙げて説明もされているのですが本書で最も大切な結論からお伝えします
【結論】 全ての悩みは反応することが原因ストレスは心の反応からはじまるということ もやもやの原因になるストレスを抱えないためには必要以上に反応しないことが最もよい方法です。 でももし反応してストレスを感じても上手にストレスを扱うことが大切ということです。
全てのことに無反応なんて無理ですが
あくまで反応し判断するのは自分に影響がある範囲内のときだけにとどめると頭のもやもやはだいぶ減るっていうことです
この考え方は、人は変われないのではなく、【変わらない】と決心しているだけといっているアドラー心理学の目的論的に通じるものがあります
本書の内容を以下でもう少し詳しく解説していきます
そもそも悩みの根本とは?
同じ環境にいたとしてもストレスや悩みはみんなそれぞれ違いますよね?
すぐにイライラしちゃう人もいれば何とも思っていないかただっています
なぜこのような違いが生じるのかいうと環境や現象が原因ではなく
反応するか、しないかという個人の心の持ち方の違いなんです
そもそもネガティブな考え方をしなければ、ストレスは感じないということです
悩みの根本的な原因は動揺、落ち込み、苛立ち、後悔という負の感情によるものです
この負の感情が生まれるのは自分の心が反応し判断してしまうからと本書では述べられています
だからまず反応しないということが大切なわけです
現代は情報社会ともいわれていてあらゆる情報があふれています
しかし、世の中に出回る情報の大半のことは判断しなくてよい内容であると本書では述べられています
例えるならば芸能人の恋愛や不倫報道などです
ちなみに耳に入ってきた情報何でもかんでも判断したくなるには承認欲求が原因であるといわれるています
情報が嘘か真実かとか
正しいとか正しくない
なんでもかんでも反応して判断してしまいがちです
正解がないないことだってあるし
時代の流れによって価値観が変わり正解も変わることだってあります
自分に関係のないことに適当な判断を下す事はただの時間の無駄だと切り捨ててしまうのが最善です
判断を下さないといけない場面というのは絶対にあるのだから
その時に反応し判断するべきなのです
ちなみに反応するかどうかを仕分けする基準は自分に対してプラスになるかどうかです
会社員であるなら仕事がはかどるということがプラスになります
悩みやストレスが現れたときの対処法
その1:自分のことを観察する
自分の頭の中に生まれてきた悩みを第3者の視点で観察をしてみる
第3者の視点というのは客観的に自分を見るということです
客観視することで自分の気持ちを落ち着かせることができます
イラっとした感情のまま動き出すとまわりに怒りをぶつけてしまったりして良いことはないです
突発的な怒りは一瞬でも自分を客観視するだけでもイライラした感情を弱めることができます
その2:感情を紙に書きなぐる
悩みを消す時には強力な方法
悩みは怒りを感じたら紙に殴り書きをして外に出すという方法がとても良いです
感情を吐き出すのはなるべはやい方が効果的です
- 自分が何に対して悩んでいるのか
- 自分はどう考えているのか
ということをひたすら紙に書いて吐き出すとよいです
書きなぐりで最も大切なのは自分が悩みからどう行動すべきかということを具体的に書きだすことです
自分がやるべき具体的な内容を視認することでストレスや悩みが軽減されます
3分考えて悩みの具体的対処策が浮かばなかったときには忘れるのが一番
3分考えてもその時結論が出なかったことは結局そのご1時間考えようが3時間考えようが解決することはないです
なんか後回しにしただけで無意味な感じがしますけどいいんですか?
1度紙に書きだしたことにより悩みを可視化し視認できるので書き出す前よりは気持ちはいくらか楽になります
頭の中でぐるぐる考えているのが一番だめ!ってことですね
ちなみにこの紙に感情を書き出すという行動は有名な【ゼロ秒思考】でも紹介されています
【反応しない練習】の著者草薙龍瞬さんについて
僧侶、興道の里代表。1969年、奈良県生まれ。中学中退後、16歳で出家・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探求しつづけ、インド仏教指導僧・佐々井秀嶺師のもとで得度出家。ミャンマー国立仏教大学、隊の僧院に留学。現在、インドで仏教徒とともに社会改善NGOと幼稚園を運営するほか、日本で宗派に属されず、実用的な仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている。毎年夏の全国行脚や、経典の現代語訳の朗読と法話採り入れた葬儀、法事を行うなど「もっと人の幸福に役立つ合理的な仏教」を展開中。著者に『これも修行のうち。実践!あらゆる悩みに「反応しない」生活』(KADOKAWA)、『大丈夫、あのブッタも家族に悩んだ』(海竜社)がある
著書『反応しない練習』より
草薙龍瞬さんの著書は以下の記事にまとめています
【反応しない練習】のまとめ
- すべての悩みはストレスは現象から直接生ませるのではなく、反応する自分自身のこころが原因
- 大半のことは判断しなくてよい
- 判断、反応すべきことは自分にプラスになることだけでよい
- 基本的に自分にプラスにならないことはスルーが一番
もしそれでもふいに反応してしまったときの対処法として
- 自分を観察する
- 頭の中紙に書きなぐる
これが2500年前からブッタが実際していた内容です
自己啓発本系の本をいままで結構目をとおしてきましが、ほとんどのものは具体的な解決法などは書かれておらずふわふわした内容が多いです
しかし、本書は悩みの捉え方やアプローチの仕方、やるべき行動についてより具体的にまとめてくださっています
もやもやを晴らす方法自分の心を正しく理解することで悩みは消えると言っています
自分が自分のことを肯定できればずっと生きやすくなるのだと思いました
この本を読むみ、本書の内容を実践する人が増えれば今よりももっと肩の力を抜いて楽しく生きれる方が増えるではないかと思いました。
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