今回は無料動画編集ソフトAviUtlの機能のひとつオフスクリーン描画について紹介します
オフスクリーン描画の使い方、使うタイミングがわからない方はぜひこの機会に確認してみてください
- 【オフスクリーン描画】はどんな機能か
- 【オフスクリーン描画】の追加方法
- 【オフスクリーン描画】の使い方
- 【オフスクリーン描画】の注意点
それではさっそく内容に入ります
【オフスクリーン描画】はどんな機能か
オフスクリーン描画とは文章で説明すると『オフスクリーン描画エフェクトよとも先に適用したエフェクトをいったん画面上に描画させるエフェクト』です
とよく説明されています
しかし、この説明だけでオフスクリーン描画のことを理解できる方はほとんどいらっしゃらないはずです
オフスクリーン描画を理解するには実際に使用するの効率が良いです
オフスクリーン描画の適用方法
【オフスクリーン描画】の適用方法は複数存在します
- 特定のオブジェクトに追加する
- 単独で作成する
特定のオブジェクトに追加する方法
【オフスクリーン描画】を使用するにはオブジェクトの設定ダイアログの右上にある【+】をクリックし表示される項目から【オフスクリーン描画】を選択することによって追加することが可能です
ここで注意ですが
オフスクリーン描画を使用する際は必ず効果の下にオフスクリーン描画を配置するようにします
つまり【オフスクリーン描画】は単独で使用することはなく必ず他の効果と併用して使用するわけです
例えば以下の場合は【グループ制御】と【グラデーション】の間に【オフスクリーン描画】がセットされています
単体で追加する方法
タイムライン上のなにもないところで右クリックを行います
『メディアオブジェクトの追加』より『フィルタ効果の追加』を選択します【オフスクリーン描画】をクリックしても追加することも可能です
単体で追加する場合はも先ほど同様に
必ずオブジェクトや効果の下にオフスクリーン描画を配置するようにします
つまりタイムライン上で確認すると必ず【オフスクリーン描画】の上には必ず何かしらのオズジェクトが配置されているということになります
オブジェクトとして単体であっても【オフスクリーン描画】は他のオブジェクトや効果等と併用するのが原則となっていることを覚えておきましょう
オフスクリーン描画の使い方
よくオフスクリーン描画を使用する場面としては複数のオブジェクトをひとつのオブジェクトとして扱いたいときに使用します
例えば以下のように複数のオブジェクトがタイムライン上にあるとします
このタイムラインの表示はメインウィンドウ上でみると以下のようになっていのです
この時一番上に【グループ制御】を配置して効果【グラデーション】をまとめてかけると
以下のように各々のオブジェクトにグラデーションが平等にかかるので以下のような表示になるわけです
しかし、これに【オフスクリーン描画】を追加するだけで以下のように複数のオブジェクトは一体のオブジェクトとみなされたうえでのグラデーションがかかります
これは何が起こっているのかというと【グラデーション】の前に【オフスクリーン描画】を追加することによって
すべてのオブジェクトがグループとしていったん描画され、描画されたオブジェクト全体に【グラデーション】が適用されるということになります
つまりこれこそが、冒頭で紹介した『オフスクリーン描画エフェクトよとも先に適用したエフェクトをいったん画面上に描画させるエフェクト』という【オフスクリーン描画】の効果になるわけです
グループ制御と併用した【オフスクリーン描画】についてはこちらでおまとめていますので気になる方は参考にしてください
【オフスクリーン描画】の設定ダイアログ
【オフスクリーン描画】を追加したい際にお気づきかもしれませんが、他の効果とは異なり【オフスクリーン描画】には設定する項目は適用するか否かのチェックの項目しかありません
初期設定の段階では『チェックあり』の適用になっています
【オフスクリーン描画】の注意点
オフスクリーン描画を使用する際の注意点として併用する効果によってはうまく表示されないことがあります
たとえば
拡大率、透明度、回転などをの効果の際にはオフスクリーン描画を使用できません
また、【オフスクリーン描画】使用する際は複数の効果を同時に使用するためAviUtlが強制終了してしまうこともあります
強制終了に備えてバックアップなどを取るようにしておくことをおすすめします
【オフスクリーン描画】のまとめ
いかがでしたか?
今回はAviUtlの【オフスクリーン描画】について紹介しました
少しはオフスクリーン描画のことが分かっていただけましでしょうか?
最初のうちは訳がわからない機能だと感じるかもしれませんが、使っていくといろいろと便利です
ぜひまだ【オフスクリーン描画】を使用したことがない方はこの機会に使用してみてください
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