今回は無料動画編集ソフトAviUtlでヴィネット効果を紹介します
ヴィネット効果って聞きなれないと思う方もいるかもですが、写真や動画の編集では頻出な表現方法のため皆様も一度は見たことがある表現方法だと思います
本記事を読むと以下の様に素材もAviUtlを使ってヴィネット効果で表現することができます
ぜひ興味がある方は以下の内容を読みすすめてみてください
本記事の内容は以下の順番にすすみます
- ヴィネット効果とは?
- AviUtlを使ってヴィネット効果表現の手順
- AviUtlを使ってヴィネット効果を実際に表現してみる
- ヴィネット効果をさらに際立たせる演出
- AviUtlを使ってヴィネット効果表現のまとめ
それではさっそく内容に入ります
【Aviutl】AviUtlを使ってヴィネット効果を表現する
ヴィネット効果とは?
ヴィネット効果ってなんです?
ざっくり言うと写真の四隅暗くしぼかしす表現です
写真や素材の四隅を暗くすることにより周囲が暗くなり画面の中央に視線が集まりやすくなります
少し奥行きを出ることでノスタルジックな雰囲気を演出することができます
今回はAviUtlを使ってヴィネット効果を表現していきましょう
AviUtlを使ってヴィネット効果表現の手順
手順
- 素材を準備する
- 素材の下のレイヤーにメディアオブジェクトから図形【背景】の黒を追加しフィルタ効果の【マスク】を追加する
- 完成
作業工程はとてもシンプルですね! これだけでヴィネット効果演出できるなんて素敵です
AviUtlを使ってヴィネット効果を実際に表現してみる
1素材を準備する
今回は↓の静止画素材を利用していきます
なお今回Aviutl画像サイズ1280×720のサイズで編集を進めていきます
2素材の下のレイヤーにメディアオブジェクトから図形【背景】の黒を追加しフィルタ効果の【マスク】を追加する
【図形】の数値設定
- X → 0.0(移動なし)
- Y → 0.0(移動なし)
- Z → 0.0(移動なし)
- 拡大率 → 100(移動なし)
- 透明度 → 0.0(移動なし)
- 回転 → 0.00(移動なし)
- サイズ → 100(移動なし)
- 縦横比 → 0.0(移動なし)
- ライン幅 → 4000(移動なし)
- 合成モード → 通常
- 図形の種類 → 背景
- 色の設定 → RGB(0,0,0)
今回背景の色は黒を選択していますがもちろん、演出に合わせて他の色にすることも可能です
ご自身の作品イメージに合う色を選んでみてください
フィルタ効果【マスク】の数値設定は以下のようになっています
【マスク】の数値設定
- X → 0.0(移動なし)
- Y → 0.0(移動なし)
- 回転 → 0.00(移動なし)
- サイズ → 1250(移動なし)
- 縦横比 → -20(移動なし)
- ぼかし → 235(移動なし)
- マスク種類 → 円
- マスクの反転 → チェックあり
- 元のサイズに合わせる → チェックなし
完成
これでヴィネット効果の表現は完成になります
いかがですか?
四隅が暗いことにより中心に自然と視線が集まりやすくなりましたね
これでも十分ですがさらに視線を中心部に集めたい方は以下の方法を併用することをおすすめします。
ヴィネット効果をさらに際立たせる演出
もっと素材を鮮明にして中心に注目を当てたい場合には以下のことを手順に加えることもおすすめです
- 元の素材をコピーしフィルタ効果の【色調補正】と【ぼかし】を追加する
- 透明度を調整して馴染ませる
【色調補正】の数値設定
- 明るさ → 100.0(移動なし)
- コントラスト → 200.0(移動なし)
- 色相 → 0.0(移動なし)
- 輝度 → 100.0(移動なし)
- 彩度 → 100.0(移動なし)
- 飽和する → チェックなし
【ぼかし】の数値設定
【ぼかし】数値設定は初期設定のままです
- 範囲 → 5(移動なし)
- 縦横比 → 0.0(移動なし)
- 光の強さ→ 0(移動なし)
- サイズの固定 → チェックなし
最後に透明度を調整します
素材と背景の間にこのレイヤーは挟むようにしましょう
つまり拡張編集はこのような順番になります
この表現は周囲をあえてぼかすことにより、ポイント部分を注目させることができます
AviUtlを使ってヴィネット効果表現のまとめ
今回はAviUtlを使ってヴィネット効果表現について紹介しました
ヴィネット効果を取り入れると作品がノスタルジックな印象にかわるためどことなくおしゃれになります
今回は静止画素材を使っていますが動画はもちろん、イラストや3Dでもヴィネット効果はおすすめの表現方法です
まだヴィネット効果を試したことがない方はぜひ創作にとりいれてみてください
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