今回は動画におけるビットレートについて紹介します
動画をダウンロードするときに『ビットレート』いう言葉を目にするのですが『ビットレート』って何です?
言ってしまえば動画の品質を決める要素のひとつです
動画編集や音楽編集をする上でも『ビットレート』という言葉はぜひ知っておきたい言葉のひとつなので
- ビットレートとは
- ビットレートの種類
- オーバルビットレート
- ビットレートが高いとどうなる
- ビットレートが高いことでのデメリット
- ビットレートのまとめ
ビットレートとは
動画においてビットレートというのは簡単に言うと1秒間にどれくらい情報を詰め込めるかということを表しています
そのためビットレートの数値は高いほど情報量が多いということになります
つまりビットレートの数値が30の動画と50の動画があったとき50の方が画質、音質ともに良いということです
ビットレートの種類
先ほどビットレートは数値が高いものほど良いと説明しましたが、基本的にビットレートは「音声」と「映像」とがそれぞれ別に割り当てられています
「音声」のビットレートの数値を高くすれば「音質」が良くなり
「映像」のビットレートの数値を高くすれば「画質」が良くなる
ということです
そのため「ビットレートが高い」と言っても「映像のビットレート」のみが高く「音声のビットレート」が低い場合には画質は高いが音質は微妙な動画になるわけです
オーバルビットレート
この「音声」と「映像」のビットレートを合計したものことを【オーバルビットレート(総ビットレート)】と呼びます
「音声」ビットレート+「映像」ビットレート=【オーバルビットレート】
ちなみに「動画のビットレート」と言われているときはこの【オーバルビットレート】のこと指していることがほとんどです
ここまでビットレートの数値が高いほど画質や音質が良いということを説明しましたが具体的に画質が良い、音質が良いとはどういう状態のことを言っているのかここでではふれていきます
画質が良いとは
- ピクセルごとの色が明確
- オブジェクトの輪郭がぼやけておらず鮮明
- ブロックノイズが発生しない
音質が良い
- 音が滑らか
- 音の強弱がはっきりしている
- ノイズがない
なお音声のビットレートは「サンプリンググレード」と「ビット深度」との乗算で構成されています
「音声ビットレート」=「サンプリンググレード」×「ビット深度」
- 音声ビットレートはbps
- サンプリンググレードは㎐
- ビット深度はbit
と表記されることもあります
bps = ㎐ × bit
なお音声ビットレートについてさらに知りたい方はこちらの内容も確認してみてください
ビットレートが高いことでのデメリット
ビットレートが高いほどに品質の良い映像、音声をつくることができるのは十分理解できたと思います
しかし、ビットレートが高いほどにファイルサイズが大きくなってしまうというデメリットもしっかり理解しておいてください
ファイルサイズが大きいためエンコードやダウンロードなど操作時に時間を要することがあります
なお基本的に「音声」は「映像」に比べてファイルサイズがもともと小さいためビットレート数を高くしても大幅にファイルサイズが変わらないことがほとんどです
そのため「音声」については エンコードの際にビットレートの数値が高い状態で保たれていたり、非圧縮でエンコードしていることが多いです
ビットレートのまとめ
今回は動画編集や音楽編集をする上では知っておきたい知識のひとつ【ビットレート】について紹介しました
本記事の内容をが理解いただいた方はビットレートの数値が高いほどに画質、音質が良い映像ができることが分かっていただけたと思います
なお、画質、音質には【コーデック】も大きく関わります
なぜなら
音質や画質というのはビットレートの数値とコーデックの乗算で構成されているからです
【コーデック】について知りたい方はこちらの内容も確認してみください
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