今回は映像における「ビット深度」について紹介します
映像におけるということは「ビット深度」はほかにも種類があるのですか?
その通りです
実は「ビット深度」は音声にも存在します
音声で使われている「ビット深度」は音の情報量を表しているため今回紹介する映像における「ビット深度」とは意味が異なります
音声における「ビット深度」についてはこちらの内容をご確認ください
- 映像におけるビット深度とは?
- ビット深度と色空間の関係
- ビット深度が高いとどうなる
- 動画でよく使われるビット深度
それではさっそく内容に入ります
映像におけるビット深度とは?
動画における「ビット深度」は「1ピクセル当たりに割り当てられる色の情報量」のことです
例えば
ビット深度が24bitというのは1ピクセル当たりに24bitの情報が割り当てられるということになります
映像におけるビット深度をあらわすときにのは単位「bpp」と表記されますこれは英語のbits per pixelに由来しています
つまり1ピクセル当たり24bitというのうは24bppという表記なります
ビット深度は他の呼び方もされます
・色深度
・ピクセル深度
・ビット深度
これらは全て同じ意味ですのでこの機会に覚えてみてください
ビット深度と色空間の関係
ビット深度は色空間によって割り当てがかわります
例えばビット深度が「24bpp」と言われても色空間によって割り当てが異なります
RGBで「24bit」の場合 → R,G,Bそれぞれに8bitずつ割り当てられる
YUVで「24bit」の場合 → Y,U,Vにそれぞれ8bitずつ割り当てられます
ちなみにYUVはYCbCrのことです
ビット深度の数値が高いとどうなる?
つまり、ビット深度の数値が高いということは1ピクセル内に使われる色の数が多いということです
先ほど紹介したとおり、RGBで24bppの場合はR,G,Bにそれぞれ8bitずつ割り当てられるということは具体的にどういうことかというと
8bitは2の8乗のことなので
8bit =256色ということです
このことから
RGBで24bppは256色×256色×256色=16777216色
ということです
つまり24bppの場合は1677万色の色で表現できるという意味になります
動画でよく使われるビット深度
普段目にする映像のほとんどのビット深度は「24bpp」です
地上デジタル放送、ニコニコ動画、Youtubeも全部24bppです
そのため表記がないこともありますがエンコードする際も24bitでエンコードするようになっています
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