サークル・オブ・フィフスは、
日本語では五度圏と呼ばれます。
この図を理解すると、
キー同士がどんな関係にあるのかが見えてきます。
ここでは、サークル・オブ・フィフスとキーの関係について、
初心者向けに分かりやすく解説します。
サークル・オブ・フィフスは「キーの地図」
サークル・オブ・フィフスは、
それぞれのキーをバラバラに覚えるためのものではありません。
大事なのは、
キー同士の距離感やつながりを見えるようにすることです。
たとえば、Cメジャーの隣にはGメジャーとFメジャーがあります。
これは、CとG、CとFが近い関係にあることを表しています。
つまり、サークル・オブ・フィフスを見ると、
どのキーが近親調なのかが分かりやすくなります。
なぜ隣同士のキーは近いの?
隣り合うキーは、
使っている音がかなり似ています。
たとえば、
- Cメジャー
C D E F G A B - Gメジャー
G A B C D E F#
この2つを比べると、違うのはFがF#になるだけです。
つまり、音の違いが少ないので、
CメジャーとGメジャーは近いキーだと考えられます。
同じように、CメジャーとFメジャーも
違いはBbが入るかどうか程度です。
だから、サークル・オブ・フィフスでは
隣同士のキーほど関係が近いのです。
キーが近いと何が便利なの?
キーが近いと、次のようなメリットがあります。
転調しやすい
使う音がほとんど同じなので、
不自然になりにくいです。
コード進行をつなげやすい
共通するコードや音が多いため、
曲の流れがまとまりやすくなります。
メロディがなじみやすい
急に遠いキーへ行くより、
近いキーへ移るほうが自然に聴こえます。
Cメジャーを中心に見るキーの関係
Cメジャーを中心にすると、
サークル・オブ・フィフスでは次のような関係が見えてきます。
右隣のGメジャー
シャープ1個のキーです。
Cメジャーにかなり近いので、転調先として使いやすいです。
左隣のFメジャー
フラット1個のキーです。
こちらもCメジャーに近く、自然な転調がしやすいです。
さらに離れたDメジャーやBbメジャー
少しずつ違う音が増えるため、
関係はまだ近いですが、隣ほどではありません。
遠いF#メジャーやGbメジャー付近
Cメジャーからかなり離れているため、
転調すると印象が大きく変わりやすいです。
サークル・オブ・フィフスで見るメジャーキーとマイナーキー
サークル・オブ・フィフスでは、
メジャーキーだけでなく、対応するマイナーキーも一緒に考えられます。
たとえば、
- Cメジャーの平行調はAマイナー
- Gメジャーの平行調はEマイナー
- Fメジャーの平行調はDマイナー
という関係です。
平行調は、調号が同じという特徴があります。
そのため、サークル・オブ・フィフスを見ると、
メジャーキーとマイナーキーのつながりも整理しやすくなります。
サークル・オブ・フィフスで分かる近親調
近親調とは、
もとのキーと近い関係にあるキーのことです。
Cメジャーなら、たとえば次のキーが近親調として考えやすいです。
- Gメジャー
- Fメジャー
- Aマイナー
- Eマイナー
- Dマイナー
こうしたキーは、
サークル・オブ・フィフスでも近い位置にあります。
そのため、転調や作曲で使いやすいのです。
サークル・オブ・フィフスで分かる遠いキー
反対に、サークル・オブ・フィフスで反対側にあるキーは、
元のキーから遠い関係です。
たとえばCメジャーに対して、
F#メジャーやGbメジャーはかなり遠い位置にあります。
こうしたキーへ転調すると、
雰囲気がガラッと変わりやすくなります。
これは曲に強い変化をつけたいときには便利ですが、
初心者には少し扱いが難しいこともあります。
作曲での使い方
サークル・オブ・フィフスとキーの関係を理解すると、
作曲では次のように役立ちます。
転調先を選びやすい
近いキーへ行くか、遠いキーへ行くかを意識できます。
曲の雰囲気を調整しやすい
近いキーなら自然、遠いキーなら大胆な変化を出しやすいです。
コード進行の流れを考えやすい
キー同士の関係が分かると、
進行の意味も見えやすくなります。
初心者がまず覚えたいこと
サークル・オブ・フィフスとキーの関係で、
まず覚えたいのは次のポイントです。
- 隣同士のキーは近い
- 近いキーほど転調しやすい
- 離れたキーほど印象が大きく変わる
- メジャーキーと平行調のマイナーキーは調号が同じ
これだけでも、
五度圏の見方がかなり分かりやすくなります。
まとめ
サークル・オブ・フィフスは、
キー同士の関係を見えるようにした図です。
この図を見ると、
- どのキーが近いか
- どのキーが遠いか
- どのキーへ転調しやすいか
- メジャーキーとマイナーキーがどうつながるか


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